頭皮の臭いの元となる4つの原因

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頭皮の臭いと原因

梅雨の時期や、暑くなって汗をかきやすくなる夏の時期。
湿度も高くなり、ジメジメして体全体が汗っぽくなり気持ち悪くなる季節。
体が汗で臭くなることも気になりますが、この時期は頭皮の臭いも気になります。

頭皮のニオイは、自分自身だけでなく周囲の人にも不快な気持ちにさせている可能性があり、
悪臭予防や頭皮の臭いを防ぐ為に、その原因について探っていきましょう。

1.頭皮の臭いは周囲も気付いている

周囲にも漂う頭皮の臭い

自分自身で気になるだけでなく、頭皮の臭いは周りにも臭っているかもしれません。

彼氏や彼女と寝ているときにパートナーの頭皮の臭いが気になったことはありませんか?
会議室やエレベーターの中など、密室の中で頭皮の臭いを感じたことはないでしょうか?

人の臭いを感じるということは、逆にいえばご自身の臭いが周囲に迷惑をかけている可能性もあります。

頭皮の臭いの原因をしっかりと理解し、頭皮を清潔にしましょう。

2.頭皮が臭い4つの原因

頭皮が臭い原因は主に4つあります。

頭皮臭の原因1:頭皮から分泌される皮脂
頭皮臭の原因2:ドロドロっとした汗
頭皮臭の原因3:雑菌の繁殖を分解するガス
頭皮臭の原因4:ノネナール(加齢臭/体臭成分)

それぞれの原因について内容を詳しく見ていきましょう。

2-1.頭皮臭の原因1:頭皮から分泌される皮脂

頭皮は体の中で一番皮脂が多い場所です。
その理由は、Tゾーンの2倍もの皮脂腺があるからなのです。

皮脂は、細かい傷から頭皮を守り、水分の蒸発を防ぎ、潤いを保つ等の大切な役割をしています。

ただし、皮脂の分泌が増え過ぎてしまうときに悪臭が発生することがあります。
皮脂は言い方を変えると「油」のようなものです。
油は空気に触れると、すぐに酸化がはじまります。

飲食店などでついた油の臭いを思い出してください。
それと同じような臭いが頭皮にも起こりうるのです。

頭皮の臭いを防ぐには頭皮の汚れをしっかりと落とすことが必要です。

2-2.頭皮臭の原因2:ドロドロっとした汗

汗にはタイプがあり、サラッとした蒸発しやすい汗と、ドロドロとした汗のタイプがあります。

ドロドロとした汗はなかなか蒸発されずに頭皮中に残ってしまいます。
これらの汗や皮脂肪を常在菌が分解するときに臭いが発生するのです。

ドロドロとした汗は、食生活が偏っている人に多くみられます。
・お肉など動物性のタンパク質を摂取する人。
・逆に野菜をあまり摂取しない人。
・水分の摂取が少ない人。

また、運動をしない人にもドロドロ汗が出やすいです。

このドロドロ汗は、タンパク質やアンモニア、脂肪でなどで構成されており、雑菌が繁殖しやすく臭いやすくなります。

正しい食生活をすることで、ドロドロとした汗がでにくい体つくりを心がけましょう。

2-3.頭皮臭の原因3:雑菌の繁殖を分解するガス

汗や皮脂そのものは無臭なのです。
髪の毛や頭皮が臭いと感じる頭皮では、皮脂が毛穴に詰まった状態で酸化しており、さらにその皮脂をエサに雑菌が繁殖している可能性があります。
頭皮に繁殖している菌(常在菌)が汗や皮脂を分解する際に発生させるガスを分解臭といい、この分解臭がイヤな臭いのもとになっているのです。

これらの臭いのもととなる雑菌は、ジメジメした湿ったところが大好物です。
髪の毛を洗ってすぐに乾かさずに放置したり、そのまま寝てしまうと、雑菌が繁殖するので、必ずタオルやドライヤーで頭皮や髪の毛をしっかり乾かすようにしましょう。

また、枕や布団のシーツは洗っていますか?
人は寝ることで体温が上昇し、寝ている間に大量の汗をかきます。
頭をつけている枕は髪の毛やフケがついており、これらも雑菌の大好物です。

定期的に枕カバーや布団のシーツを洗うことで、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

お風呂上りに髪の毛や体をふくタオルを何日も使用している人もいませんか?
一度使用したタオルも上記同様、何日も使用すると雑菌が繁殖していきます。

一度使用したタオルは取り替えましょう。

2-4.頭皮臭の原因4:ノネナール(加齢臭/体臭成分)

頭皮の臭いの原因の1つに加齢臭があげられます。
加齢臭とは、皮脂から発生する臭いのことをいい、
この加齢臭の正体は、ノネナールという物質で男性でも女性でも発生します。

加齢臭の発生は、皮脂に含まれるヘキサデセン酸(脂肪酸の一種)が活性酸素によって酸化され過酸化皮脂という物質になることが原因です。
これに加えて、歳を重ねることで脂肪酸であるパルミトオイレン酸を分泌するようになります。
過酸化皮脂とパルミトオイレン酸が反応することで、頭皮の臭いの原因ノネナールが発生します。

若いときは体内にある抗酸化物質が働くことで、酸化を防いでくれていたのですが、歳を重ねていくに抗酸化物質の働きが弱まってきます。
抗酸化物質の働きが弱まり、皮脂が酸化していくことが頭皮の臭いの原因となってしまうのです。

また、女性の場合は、女性ホルモンが減少することでパルミトオイレン酸が増加してしまう原因になります。

頭皮の臭いは頭皮だけに関係するのではなく、体全体にも関係している場合があります。
頭皮だけでなく健康体であるために生活習慣を改善しましょう。

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