ミノキシジルの効果と4つの副作用

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ミノキシジルの効果と副作用

ミノキシジル」という言葉を聞いたことがある方も多くいらっしゃるかと思います。
ミノキシジルは抜け毛や薄毛など、いわゆるAGA(エージーエー)に効果がある薬として注目されています。

効果がある反面、薬ですので注意しないといけない副作用もあります。

昨今、注目が集まる「ミノキシジル」その効果と副作用について解説していきます。

1.ミノキシジルの効果

ミノキシジルとは、もともと血管を広げるための血管拡張剤として開発された成分です。
開発段階の当初から薄毛や抜け毛用として開発されたわけではありません。

高血圧の方用の薬として開発された成分が、その後に発毛育毛に効果があることがわかったのです。
ご存知のとおり、今では発毛や育毛用として取り扱われています。

ミノキシジルは、体の血行をよくし頭皮の血行や血流を促進することにより、発毛効果をもたります。
頭皮の血行が不健全になることで、頭皮や髪の毛の成長に必要な栄養が毛根に行きわたらなくなり、発毛や育毛に影響がでるのです。
ミノキシジルは血管を拡張し血行・血流を改善することで頭皮に必要な栄養を運び、健康な毛が生えてきやすい状態をつくります。

効果があらわれるまでの期間はその人の体質や頭皮の状態により異なります。
ハゲや薄毛の状態が重度の場合には、それ相応の時間を要します。
逆に軽度の場合には、ある程度の期間で効果があらわれる場合もあります。
具体的な目安として、早く効果があらわれる場合で90日くらい、一般的には半年、重度の場合は1年以上を要するケースもあります。

2.ミノキシジルの4つ副作用

ミノキシジルには以下4つの副作用があるとされています。

・性欲減退
・多毛症
・低血圧
・肌荒れ

ミノキシジルの使用における、それぞれの副作用について理解し、
正しい知識のもと使用することが必要です。

2-1.性欲減退

ミノキシジルを使用することで性欲が減退する可能性があります。
また、勃起機能の低下も同時に発生する場合もあり、EDを発症する危険性があります。
もしも、性欲減退や勃起機能低下など、EDの症状があらわれた場合は、服用を中止しEDの専門医に相談しましょう。

2-2.多毛症

ミノキシジルの発毛育毛の効果は頭皮や髪の毛だけではありません。
体の毛根がある箇所全体に効果がでる場合があります。
腕や足のすね毛が濃くなったり手足の毛が濃くなったりすることもあります。
ハゲを改善する代わりに毛深くなってしまう可能性があるということです。

2-3.低血圧

冒頭にも記述している通り、もともとミノキシジルは高血圧の為の血管拡張作用がある薬です。
ですので、副作用として低血圧の症状があらわれる場合があります。
ご使用される方の体質にもよりますが、血圧の上下に関わる副作用につき、専門医に相談されてください。
特にもともと低血圧の方は要注意です。

2-4.肌荒れ

血管の拡張効果は、頭皮や髪や毛だけでなく他の皮膚にも影響を及ぼします。
頭皮の成長を促進するだけでなく、他の皮膚の皮脂の分泌が過剰になることから、肌荒れやニキビの原因になることがあります。
同様にフケやカユミの発生もおこる可能性があります。
また、ミノキシジルは液体に溶けにくく固まりやすいといわれています。
ミノキシジルが皮膚から浸透せず、頭皮に残ってしまうと、頭皮の皮膚にカユミがあらわれます。
ミノキシジルを使うことが発毛に悪影響を及ぼす可能性があるので、高濃度のミノキシジルを使用する際はご注意ください。

3.まとめ

他にも動悸や頭痛、眠気や体重増加、むくみなどの副作用が報告されています。
専門の医師にご相談の上、ご使用ください。

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